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米東芝、従来DVD市場で巻き返しへ

 高解像度DVDでソニーのブルーレイ方式に敗北した東芝は、従来のDVD市場に焦点を当てている。18日、米東芝はDVDのテレビ画面上での解像度を善した新型DVDプレーヤ「XD-E500」を発表した。「XD-E500」は販売価格149.99ドルとなり、これまでのアップコンバージョン方式のDVDプレーヤの約2倍の価格となっているが、それでもブルーレイプレーヤに比べれば価格は半額以下に抑えられている。

 米東芝は先週記者会見を開催し、発売するXDEプレーヤとこれまでの70ドルで販売されていた標準的なDVDプレーヤの双方を使用して液晶テレビ上で解像度の比較を披露した。その結果XDEプレーヤの方がより鮮明に画像が映し出されたことが記者らの目にもはっきりとわかった。なお米東芝は新型XDEプレーヤとソニーブルーレイ、あるいは東芝が製造を中断したHD DVDプレーヤとの比較は行わなかった。東芝オーディオ・ビデオグループ商計画部長のLouis Masses氏は、今回発売するDVDプレーヤはブルーレイに対抗する意図で販売するのではないことを強調した。

 ブルーレイプレーヤの解像度は通常のDVDの6倍となっている。ブルーレイの解像度には及ばないものの、今回のXDE(eXtended Detail Enhancement)技術を適用した東芝では通常のDVDディスクが液晶テレビの大画面を利用して映し出される際に生じるぼけを大幅に善している。

 ブルーレイディスクが開発され、ブルーレイプレーヤは家庭内ホームシアターなどで気を博すようになったが、ソニーのPS3を除いてはまだ価格面が高価なことから一般消費者が利用する主流プレーヤには至っていない。米ABIリサーチによると、米消費者の大半はこれまでのDVDの解像度で満足しており、ブルーレイの解像度がこれまでのDVDに比べて飛躍的に善されていることに興を示していないという。

 東芝は高解像度DVDでの競争では敗北したものの、まだ市場の主流プレーヤが高解像度DVDに移行していないことから、これまでのDVDプレーヤの機能を善していくことで、安価な従来のDVD市場をリードすることが期待される。

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